ユニークブレインラボの理念「創造力の時代に」
ひとりひとりの創造性を強化する、皆が独創性を発揮する、これは企業の経営課題や個人の知的欲求だけでなく、時代の要請でもあります。
明治維新以来、日本においては欧米に学ぶ、そして日本流に修正する、という「お手本と改善」の思想が根底にありました。教育はもちろん産業界やアカデミズムにおいても、です。
ゼロから1を生み出すことよりも、すでにある1を拡大発展させることを人々は志向し、他人が考えないことを考える、他人とは異なる何かを生み出す、行動することは奨励されてきませんでした。また、その重要性に気づく人は一部はいたとしても、果たしてそれをどう孵化して育てるかについて長けた人材も限られていました。
技術においても社会のありかたや経済状況においても、世界の先をいくようになった21世紀の現在、日本人に求められているのは、世界に率先して新しい何かを生み出すことであり、またかつての江戸時代と同様、自分たち固有の課題や問題に合わせて独自の解決策をゼロベースで発想することです。
こうした精神的態度(マインドセット)を日本人ひとりひとりが確立し、社会の価値観として醸成することは決してたやすいものではなく、時間を要することではありますが、事業を通じて当社(株式会社経営技法)が達成したいビジョンであります。
「ユニークブレインラボ」による創造性強化のアプローチは、各人の創造力を強化するだけではなく、異能に対する理解と寛容性を高めることにもつながります。つまり、自分で何かを思いつかない状況においても、誰に委ねればそれを解決できるのか、見通しがつくようになり、突拍子もない考えを「取るに足らないもの」と切り捨てることなく、価値ある原石として大切に扱うことができるようになります。